HONDA NSR250R2J・4J (MC18) 整備

車体の組立

88モデル(R2J)の組立てをします。
それぞれ組付ける部品は、事前に洗浄、給油、磨耗部品の交換などをしています。
又、エンジンも分解洗浄、磨耗部品の交換をしています。

エンジン結合

エンジンに乗せる様に、合わせてハンガーボルトを締め付けます。
エンジン後部下のボルトは、サイドクリアランスのアジャスター方式になっています。規定トルクで締めます。

エンジンはOH済み

キャブレータの取付け

スロットルWもセットした状態で、エンジンに取付けます。
オイルポンプからのチューブ、キャブドレーンチューブ、フューエルホースをセットします。
エンジン周りはまだスカスカなので、取付け、パイピングが容易にできます。

キャブもOH済み

ステアリングステムの取付け

ヘアリング(レース)にキズが無い事を確認し、グリースを塗布して規定トルクで締付けます。
ステムの錆落とし、塗装と下準備しておきます。

ステムが引掛かり無く動く事を確認

リヤ・サス、リヤ・フォークの取付け

Dチェーン、エンジンストッパーリンクをリヤ・フォークと一緒に取付けます。
L側ピボットはサイドクリアランス調整アジャストになってます。

リヤ。フォーク取付け後、リヤ・サスを付けます。
リンク部にグリースを塗り、規定トルクで締付ます。

メンテし難い場所なので、しっかりとグリースUP

リヤ・タイヤの取り付け

サブフレームが無いので、作業性は非常に良い。
SPなど一部のホイールは、マグネシューム合金です。
タイヤ交換時のキズに要注意です。水と反応して溶けてしまいます。

RRタイヤの取り付け エアーバルブ不良が多いです 要チェックの事

サブフレームの取り付け

事前に組立ててあったサブフレームを付けます。
Wハーネスは新しい配線テープを巻きます。
電装品もハーネスと結合しておきメインフレームとドッキングです。

Wハーネスをフロント側に通してセット

ラジエータホースの取付け

ホースバンドの錆が酷い物は交換しておきます。

オイルタンク、カプラーBOXの取り付け

オイルタンクを最初に、それからサーボモーターを固定してからカプラーBOXを取り付けます。カプラーはまだセットしなくてOKです。
ハンドル周りからの電装カプラーをセットする時にします。

エアクリーナーケース取付け

エアクリーナーのコネクティングチューブをドライヤーで暖めてCABにセットします。
バンドとケース後部のサブフレームと固定します。
ソレノイドとエアフィルターをセットします。

ラジエータの取付け

取付けたら冷却水、OILを入れます。
ラジエータ・ロアーステイは、チャンバー取付け時、邪魔になるのでチャンバー取付け後付けます。冷却水、OILの漏れが無い事を確認。

ステップホルダーとリヤブレーキの取付け

ブレーキキャリパーのスライドピンにシリコングリースを塗布。
リヤ・ストップスイッチの配線カプラーを接続します。
チューブステイがステップホルダーと共締めになっているのでお忘れなく。

左右ステップホルダーとリヤ・ブレーキ取付け

チャンバーの取り付け

フロントバンク(左チャンバー)
次にリヤバンク(右チャンバー)
を取付け、ラジエータロアーステイを取付ける。

フロントフォークの取付け

インナーパイプがメッキから戻ってきました。フロントフォークを組立て取り付けます。
ハンドル、TOPプリッジを付けて、ハンドル廻りのハーネスをフレームのカプラーボックスに通して、結合します。

タイヤ・ブレーキの取付け

ブレーキマスターシリンダーを取付けて、フロントフェンダー、タイヤを取付けます。
キャリパー、メーターステーを取り付け、ハーネスカプラーを結合します。

各部の調整と確認

~1.エンジンOILのエアー抜き
~2.OILポンプワイヤーの調整
~3.RCVの作動確認

MC16の様なクリーニング機能がMC18にはありません。
この為RCVの機能確認は、手でプーリーをHiの位置に動かしてからメインスイッチをONにした時、Loの位置に動けばOKです。

■88NSR250R(MC18)最重点項目

カウリング取り付け

~1.Fタンク取付け

~2.シートカウルの取付け

~3.アッパーカウルの取付け

~4.Lロアーカウルの取付け

~5.インナーロアーカウルの取付け

~6.Rロアーカウルの取付けの順番で付けます。

カウルの立付け調整しながら固定していきます。
特にサイドスタンド部はカウルと干渉し易いので、注意!!





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